【大陸別】世界の気候

日本はもちろん、アメリカ、フランス、ペルー、モロッコ、オーストラリアなど、世界には魅力的な国がたくさん。それぞれに宗教や文化、民族など興味深い特色がありますが、ここでは特に気候にフォーカスして大陸別に紹介しています。 ※南極大陸を除く

アジア大陸

世界最大の面積を有するアジア大陸は、地的・時期的要素や自然の作用が気候にさまざまな変化をもたらします。

気候的な特徴

⚪︎春（3〜5月）

• シベリア高気圧の影響で、特に東アジアで寒さが厳しい。
• 季節風が影響し、日本海側で雪が多い。
• 南アジアと東南アジアは乾季にあたり、比較的過ごしやすい。
• 中央アジアと西アジア内陸部は寒さが厳しく、雪も多い。

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赤道を挟んで南北に広がるアフリカ大陸。アジア大陸に次ぐ面積を有し、「人類発祥の地」ともいわれています。

気候的な特徴

• 気温が高く、年間を通じて暑い地域が多い。
• 特に赤道付近は南北ともに高温多湿。
• 乾季と雨季がはっきりしている地域が多い。
• サハラ砂漠、カラハリ砂漠、ナミブ砂漠など、広大な乾燥地帯を有している。
• 降水や干ばつなど、気候変動の影響を受けやすい地域が多い。

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北アメリカ大陸

寒帯・温帯・亜熱帯・乾燥帯・熱帯まで、多様な気候が分布する北アメリカ大陸。ナイアガラの滝やグランドキャニオンなど、自然の景観美でも有名です。

それぞれの気候帯／主な国と地域

• 寒帯／カナダ北部（ヌナブト準州、ノースウエスト準州ほか）・アメリカ北部（アラスカ州）
• 温帯／アメリカ北東部〜中西部（ニューヨーク州、イリノイ州、オハイオ州ほか）・カナダ南部（オンタリオ州、ケベック州ほか）・メキシコ高地部（メキシコシティほか）
• 亜熱帯／アメリカ南部（フロリダ州、テキサス州、ルイジアナ州ほか）
• 乾燥帯／アメリカ西部内陸（アリゾナ州、ネバダ州、ユタ州ほか）・メキシコ北部（チワワ州、ソノラ州ほか）
• 熱帯／メキシコ南部低地・中米諸国（グアテマラ、パナマ、コスタリカほか）・カリブ海諸国（キューバ、ドミニカ共和国、ジャマイカほか）

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南アメリカ大陸

南アメリカ大陸は、赤道と南回帰線が通る縦長の地形。アマゾンやアンデス山脈は誰もが知るところです。

気候的な特徴と解説

• 赤道付近は亜熱帯雨林気候／アマゾン盆地は年間を通じて降水量が多く、世界最大の熱帯雨林を形成している。
• 南北に長いため気候帯が多様／熱帯・乾燥帯・温帯・高山気候が分布している。
• 世界で最も乾燥した砂漠／寒流（ペルー海流）と地形の影響を受け、チリ北部に世界最乾燥のアカタマ砂漠がある。

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ヨーロッパ大陸

平野が広く、アルプス山脈、ピレネー山脈という大きな山脈を有するヨーロッパ大陸。古くから各国の交易が盛んだったことは、EUの協力体制となって現在に繋がっているといえるでしょう。

気候的な特徴と解説

• 西岸海洋性気候が広く分布／ 西ヨーロッパ（イギリス、フランスほか）は偏西風と暖流の影響で、冬も比較的温暖で雨が多い。
• 地中海性気候が南部に分布／ イタリア・スペイン・ギリシャは夏に乾燥し、冬は温暖多雨。
• 内陸部では大陸性気候／ 東ヨーロッパ（ポーランド、ウクライナほか）は季節の寒暖差が大きく、冬は寒冷。
• 北部は亜寒帯気候（冷帯）／ スカンジナビア半島やロシア北部では冬が長い。
• 山岳地帯では高山気候／ アルプス山脈やカルパチア山脈などでは、標高が高いため年間を通じて気温が低い。

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オーストラリア大陸

南半球に位置するオーストラリア大陸。コアラやカンガルー、エミューなど、かわいらしい固有種の宝庫としても知られています。

気候的な特徴と解説

• 世界最乾燥の大陸／面積の約70％が乾燥帯または半乾燥帯に属する。
• 北部は熱帯気候／ サバナ気候や熱帯モンスーン気候で、雨季と乾季がはっきりしている。
• 東部・南東部は温暖湿潤・海洋性気候／ 降水量が多く、農業や都市に適している。
• 南部は地中海性気候／ 夏は乾燥し冬に降雨。
• 中央部は砂漠・ステップ気候／ 年間降水量が非常に少なく、内陸部は不毛地が広がる。